「Corners (For Herbie)」は、デイヴィッド・サンボーン (David Sanborn)の後期のキャリアを代表する名盤『Inside』のオープニングを飾る重要曲であり、彼の音楽性、特にソウルフルなフュージョンの魅力を凝縮した一曲です。
タイトルの「(For Herbie)」が示す通り、この曲はジャズ界の巨匠であるピアニスト、ハービー・ハンコックに捧げられたものです。ハンコックは、ジャズとフュージョン、ファンクの融合を早くから試みた先駆者であり、サンボーンの音楽性にも大きな影響を与えています。
アルバム『Inside』は、サンボーンの長年の盟友であり、数々の名作を共に生み出してきたベーシスト兼プロデューサーのマーカス・ミラーがプロデュースを担当しています。 「Corners (For Herbie)」は、タイトでファンキーなベースラインとグルーヴが核となり、サンボーンの演奏を支える、典型的な「マーカス・ミラー・サウンド」で構成されています。
