「From Nowhere To Now Here」は、2009年にリリースされたPhilippe Saisseのアルバム『At World’s Edge』に収録されたインストゥルメンタル曲で、コンテンポラリージャズのエッセンスを凝縮したオープニングトラックとして知られています。
タイトルは「無から今ここへ」という意味で、Saisseの自伝的なテーマを反映したもので、キャリアの変遷や創造的な旅路を象徴しています。
Philippe Saisse (キーボード、作曲)は、フランス・マルセイユ生まれのパリ育ちで、CBS/Sony Franceのプロデューサー息子として育ち、ピアノと作曲を学ぶ。1980年代にNYに移住後、Miles DavisやChick Coreaの影響を受け、作曲家/プロデューサーとして活躍。この曲ではピアノとシンセを駆使し、Pat MethenyやHerbie Hancock風のメロディを展開。インタビューで「この曲は私のキャリアの『無』から『今ここ』への旅を表す。トリオのシンプルさが本質を抽出した」と語っています。
