「Love Your Spell Is Everywhere」は、ジャズ・スタンダードやトラディショナル・ポップとして親しまれているロマンチックな楽曲です。作曲は、Edmund Goulding（エドマンド・グールディング）、作詞は、Elsie Janis（エルシー・ジャニス）です。
「あなたの魔法はどこにでもある」という、ちょっと魔女っぽいタイトルと、甘く切ないメロディのギャップが魅力の、隠れた名曲です。ジャズのセッションでも「地味だけど歌えるとカッコいい」曲として重宝されています。
この曲はもともと映画のために書かれたもので、発表当初から人気を博しました。その後、1940年代から1950年代にかけて多くの歌手やジャズミュージシャンによって演奏されるようになり、スタンダードのレパートリーとして定着しました。ジャズの世界では、トロンボーン奏者カーティス・フラーのアルバム『Blues-ette』に収録されたテイクが、特に有名で、スタンダードとしての地位を確立する上で大きな影響を与えました。
