“It’s Not for Me to Say”は、1957年にリリースされたスムーズなバラードで、アメリカのポップシンガー、ジョニー・マティス（Johnny Mathis）が歌った曲です。この曲は、映画『Lizzie（邦題：リジー）』の主題歌としても使用されました。作詞はアル・スティルマン（Al Stillman）、作曲はロバート・アレン（Robert Allen）で、二人は50年代から60年代にかけてヒットを生み出したチームです。
「It’s Not for Me to Say」は美しいメロディラインと豊かなオーケストレーションが特徴で、ロマンチックな雰囲気が漂う楽曲です。マティスの滑らかで情感豊かな声が、この曲のエレガントな雰囲気を引き立てています。歌詞は愛と希望、そして恋の行方を見守る視点が描かれており、愛情を抱くものの、その結末を決めるのは自分ではない、という切なさが込められています。感情を抑えた表現が、曲全体に静かな情熱を与えています。
「It’s Not for Me to Say」は、後に多くのアーティストによってカバーされ、スタンダード・ナンバーとしても広く愛されています。ジャズやポップスの分野でも演奏され、バラードの名曲としての地位を確立しています。
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